ハナちゃんのトリミング

ハナ最新のデータではないが、ある調査によると、全国の理容室は11万軒、理容師は23万人というデータがある。傾向としては年々減少しているようであるが、これは人口減少の影響かもしれない。

私は月1回は理髪店に行く。自然の摂理で髪は伸びる。自分で処理できないから理髪に行くという単純な構図であるが、そのリズムが月1回なのである。

行きつけの理髪店で世間話的にこのことを話題にしたところ、店主は「御陰様で・・・」という言葉を使った。まさにそのとおりであろう。人間には爪が伸びるように髭も髪も伸びる。爪と髭は自分で処理できるが、髪はできない。この道理が理容室存在の基盤となっているのである。

人類は進化の過程で体毛が次第に少なくなり、現在のような姿になった。それでも髪の毛は伸びるのである。

ペットの世界はどうか。犬猫は野生では一定の長さで止まっているように見える。当家のペットは、猫は伸びない。犬は若干伸びるようだ。この違いは何か。それは人類が行ってきた選択繁殖にあるようだ。人類と犬、猫との関係の違いによって、選択繁殖の度合いが異なっていたようなのである。その結果、多くの猫には伸び続ける毛の遺伝子がなく、犬には犬種によっては伸び続けるものもいるが、ある程度までしか伸びないのが多いようだ(但し、犬も猫も季節の生え変わりはあるし、体毛は通年よく抜ける)。

高速道路我家の愛犬ハナ(11ヶ月)は最近毛が伸びてきたのでトリミングに連れて行った。生まれてから3回目のことである。野生にいたなら必要はないが、人間が作ったそれぞれの犬種に合うスタイルに仕上げるため、清潔で健康に過ごすためにトリミングが必要になるのである。

それはそうと、室内犬の場合、大体1年に5~6回程度トリミングをすることが理想である。やはりトリミングするとすっきりする。すっきりしたハナちゃんを見てやってください。

ハナ