飼い猫の知能

しゅうちゃん

 令和4年5月3日の産経新聞にペットの飼い主の目を引く記事があった。猫のことだが、飼い猫は一緒に住んでいる僚友や飼い主家族の名前を認識しているとのことである。

 本人が自分の名前を認識していることは、名前を呼んだとき反応するので分かっていたが、僚友や飼い主家族の名前を認識しているとは、思いもよらなかったことである。京都大学などの研究グループが突き止めたとのことである。

まるちゃん

 説によると、飼い主の話すことを聞いて認識するようになったらしいのであるが、人間の言葉が分かるというのであろうか。話しかけてもおおかた反応しないので、反応がないのは理解していないのだろうと考えがちであるが、反応をしないだけで理解はしていたのであろうということが分かる。

らんちゃん

 そうすれば、日本語を理解しているということになるのであろうか。日本語のセンテンスの中で、名前のところを名前だとして理解するだけでもたいしたものだと賞賛したい。猫の知能は我々が考えているよりは意外と高いのだろう。今後も研究が続くらしいが、もっと詳しいことが知りたいものだ。

 今まで、反応がないことでブラックボックスとみられていたところに光が当たり、飼い猫の行動が明らかになることは素晴らしい。今後の研究に期待したい。