ペット保険について

チャーリーとミントこの度の老犬チャーリーの死、その2年前のミント(チャーリーの連れ合い)の死によって、ペットは人間と同じような病気にかかり、同じような終末を迎えることを、極めて当然のことながら改めて自覚した。

ペットは人間に癒しを与えてくれる。そういう存在の必要性を感じて生活共同体を構成したならば、ペットの一生を抱え込み責任を果たさなければならない。

そういうことで、ペットが体調を崩せば、人間と同じように医者にかかり、手厚く看護しなければならないのである。チャーリーにしてもミントにしてもよく医者にかかった。チャーリーの最後の半年は老境にあったので、かなり頻繁だった。今年の治療費は60万円に上った。その前から計算するならば軽く100万円を超すであろう。

人間ならば健康保険制度で負担が抑えられるが、ペットは全て自費であるところが痛いところである。この負担をなんとか減らすことができないかと考えると、その先にはペット保険が見えてくる。

ペット保険の内容は医療保険である。これは、ペットにかかる医療費の負担軽減を図らんとする飼主の気持ちにマッチしたものであり、ペット産業の一翼を担っているようだ。

これは、生命保険ではない。寿命が最長でも20年程であること等から、死亡保障は制度として成り立たないのであろうと推察する。

ペット保険の中身を見てみると、通院、入院、手術にかかった費用等について補償するものになっているようである。

(1)どういう場合に補償するのか。
(2)かかった費用の何割を補償するのか。
(3)保険料はどうなるのか。

これらが選択のポイントになっているようで、保険会社としては、それぞれ特徴をだし工夫を凝らして商品を構成し競っているように見える。

チャーリーとミントこの度のことで、意外とペットの治療費に金がかかっていることが分かった。今、我が家には1歳になったばかりのハナちゃん(ノーフォークテリア)がいる。ハナちゃんもチャーリー、ミントと同じ犬種であるから、同じような経過を辿る可能性大である。

ならば、考えなければならない。そういうことで、ハナちゃんをペット保険に掛けるよう検討しているのである。保険料の総額が、補償額に比してどうなるかなど、いろいろ考えることがあるが、とにもかくにも、治療費負担がこれにより相対的に軽減されるならば幸いなのである。