
今年はどうだろうかなあと思っていた、あの赤い花。今年も彼岸の入りにはちゃんと顔を出したのである。例年の通り夏には高温が続き、9月になっても30度越えの日が続いていた。
9月20日頃には朝晩は涼しくなるはずだと思っていたが、それでも日中は暑かった。そういう日に秋雨前線がやや南下してきたその頃、やっと朝晩涼しくなったのである。そういうことで、今年は遅くなるかもしれないと思っていたのが、例年と同じその時期に彼岸花は忘れずに咲いてくれたのである。
家のそばの道路の植え込みに顔を出しているところを見つけた。球根を植えたのは誰であろうか、本来は植えないところだと思われるのだが、誰か気の利いた人が球根を植えてくれていたのだろう。ありがたいことである。
隣家のご婦人からも9月20日に彼岸花の切り花をいただいた。室内に生けているが、赤と白の花である。毎年いただいているようでその志に感謝している。
彼岸花の球根は地上の状況がわからないにもかかわらず、毎年同じ時期に芽を出してくる。驚異的なことである。球根の体内時計は素晴らしい性能を持っているようだ。自然の巧みさに驚く。
これから秋に入り、次第に深まっていくことを思えば、心がウキウキしてくる。厳しい夏が長かっただけに秋の到来をうれしく思うのである。
令和7年9月22日


