令和2年の幕あけを祝す

令和2年

元号が令和になって初めての年明けとなった。令和の元号の新鮮さが次第に脳裡に溶け込み、沈潜化していくのを感じるこの頃である。

昨年は、頭で「令和」と思っているのに、口について出るのは「平成」だったりして、しばしば言い直すこともあって、正直戸惑うこともあった。この頃はそれがなくなりつつあり、令和の2年ともなると、語感の違和感も薄れていくに違いないのである。

ところで、今年は子年である。干支の最初に戻ったことで、出直しあるいは仕切り直しの感があるのは私だけであろうか。令和が5月1日スタートであり、年の途中からであったために、歳の初めに令和が感じられるのは、今年が始めてであるからそのように感じるのではないかとも思う。

さて、今年はどのような歳になるのであろうか。国内の経済については、消費増税後の停滞感がある一方、オリンピック景気、その後については政府の振興策による影響が出てくるだろうと思われる。世界に目を転ずれば、米中関係が緩和に動き、日韓関係も好転していくのではないかと思う。

日経平均株価は昨年末23,656円だったが、令和2年は紆余曲折を経て次第に上昇していくのではないだろうか。そう年頭にあたって思いたいのである。これは、新しい歳に対する素直な期待であり、令和時代の順調な進展を願うところに発している。

令和2年の幕開けを祝したい。