令和4年の年頭所感

初日の出

 令和も4年を迎えた。早いものだ。どおりで早く歳をとるものだと実感する。

 初春の令月にして気淑く風和ぎ・・・から定まった年号であるが、その2年目にしてコロナに毒され、令和の清冽な印象からはほど遠いものとなっているのは悲しいことである。

 自分のことについても、昨年は体調不良が続いた。年末にはその総仕上げとして帯状疱疹に罹り、右脇腹に痛みを抱いて越年した、そういう年であったが、果たして今年はどうなるか・・・。

 昨年は神社に初詣をして一年の無事安泰を祈念したところであったが、結果として、散々な年であった。そういうことで、今年は初詣に行く気がせず、家にこもっていた。コロナで出不精になっていることもあるのだが、それにことよせている感じも否めない。

 令和4年の出だしは恐る恐る歩きだしたところで、暗闇を手探りで進んでゆく気持ちである。 

 昨年末、先達を見習って、自分の生き方を見直した結果、自分の人生は大いなる何かに導かれてきたということを実感するに至った。人生に起こることは全て深い意味があり、その問題は全て自分に原因があるのである。

 人生が大いなる何かに導かれているということであるならば、何についても自信をもって決断し、生きていくことが、結果として、大いなる何かに導かれて生きていくことのように思える。

 今年は初詣にはいかなかったが、こういう自分の人生を内面から見直し、そういう生き方で歩き出すことを選択したように感じるのである。