
自宅に10坪程の庭がある。木を植え、芝を張り、中ほどに疎水を施している。疎水は7,8メートルほどの長さで、水を循環させメダカを活けている。
疎水は、童謡の春の小川をイメージして造ったものであるが、水は太陽の光を反射し、きらきらと光りながら下流へ流れる。その流れるさまは見る者に心地よさを感じさせてくれる。
しかし、疎水には藻が生える。これがせっかくの流れの興味をそぐものとなっている。一週間毎に取るようにしているのだが、すぐまた生えてくるのである。専門家に処方を尋ねるも、水と太陽光がある限り仕方のないとのご託宣で、そういうものかと半ば諦めているのである。ただ、流れを造ることで藻の発生を抑えている側面もあるようだ。
藻対策として、年に2回春と秋に流れを止め、抜本的に全てを洗う作業を、業者に依頼して行っている。これを10月の連休に行ったのである。
朝8時くらいに取り掛かり午前中には終了した。メダカは別途用意したタライに避難させ、水道水がなじんでから戻すようにした。同時に芝も刈ってもらったため、新しい水が入ると造ったばかりの庭のように感じられ、疎水の輝きが戻り心地よさが蘇った。
まさに庭のリニューアルであった。
令和6年10月16日