激動の年 令和4年

令和4年

 人が名前を変えることは、余程のことがないとそれはない。まあ、普通はないといってもよいのではないか。これに対し、法人名は合併等で変わることが往々にしてある。

 当法人は、税理士法人塘中・石原会計と称していたが、このほど変更を余儀なくされることとなった。法人の構成員に変化があったからである。構成員の苗字を名称に使用していたため、変更せざるを得なくなったのである。

 新しい名称を模索するに金輪際苗字は使ってはならないと思った次第で、永久不変の名称にすべく検討を進めたのである。日本語、英語などの横文字といろいろ思いつくままリストアップし候補とした。それを新しい構成員で検討したのである。

 最初は横文字にするべく検討を進めていたのであるが、どうしてもその意味が目にするすべての人々に理解されないことがあること、それがネックとなった。それで日本語に回帰したのである。

 日本語で揺るぎない確固たるものにしたかった。それで「大地」を使ったらどうかという思いに至った。「税理士法人大地会計」あるいは「大地会計事務所」はどうか、これらはしっかりとした名称ではないかと思ったのである。

 最初は構成員の意識はまちまちで、これにしようという統一的な感覚はなかったようであるが、他の五つの候補とともに、いつも的確なアドバイスをいただいているご意見番の先生に見てもらった結果、「大地」がよいとのご意見を得たのである。それで「大地会計」を名称とすべく皆に諮ったところ、それにしようと衆議一決したのである。そういう経過を経て「税理士法人大地会計」が誕生した。

 揺るぎないしっかりした大地に根差した大木のように存在する法人という意味合いであり、将来発展するとも未来を透視する力もあるご意見番の先生に力強く見立ててもらったのである。

 令和4年10月1日からこの名称を使うこととなった。看板の架け替えは9月30日に行う。

 令和4年は、エリザベス女王の崩御、安倍元首相の国葬、わが事務所の変動と、激動の年であったと後年回顧することであろう。