ペット達の様相

ペット達

 当家のペットは犬1匹と猫3匹である。犬は小型犬、猫は普通の猫なのでペット達の体形はおおむね同じである。

 しかし、その動きは大分異なる。敏捷性は同じようであるが、猫は自分の身長の5倍くらいは跳躍するし、1階から3階まで自由に駆け抜ける。階段は何の苦も無く昇り降りするのである。家中自由に闊歩しているのである。

 これに対し、小型犬は足が短く跳躍もしないため、階段の昇り降りができない。家人が抱いて昇り降りするのである。

 しかし、双方が対立することが偶にある。その時の力関係は犬が断然強い。取っ組み合いの喧嘩になることはまずないが、犬が猫を蹴散らすのである。猫はすぐ逃げる。

 散歩については、犬は適度に家人とともに散歩に出る。猫は外に出さないことにしているので、年中家の中にいることになる。たまに窓際で日向ぼっこしていることがあるが、外で太陽の光を浴びることがない。考えれば可哀そうである。猫の長老マルは外に出たがっている。なんとか応えてあげたいが、今のところ解決策はない。

 猫は自分で毛づくろいをするし、同僚からしてもらうこともある。犬は月一回トリミングに行き全身の美容に努めることとなる。

 これらからすると、犬はかなり人に依存しているようであり、猫は独自性が強い。これは遠い過去からの人間との付き合い方の密度の違いがそうさせているのだろうか。

令和6年3月17日