
うちにはペットが4匹いる。犬1匹、猫3匹である。ご飯は犬用と猫用を購入している。両者に通用するものが存在するのか否か分からないが、それぞれ別のものとなっている。どちらも乾いた粒状のもので、色は褐色で似ているが、犬用のものを猫に、猫用のものを犬に与えることはない。
しかし、見た目には犬用のものが美味しそうに見える。事実、犬用に皿に盛ったものを、猫が食べているのを見ているから、猫は犬用のものがおいしいと感じているのだろう。
犬のハナちゃんは、猫のマルが自分のご飯を食べているのを見ていても怒ることはしない。じっと見ているだけである。これは何なのか。愛情からなのか、こちらがハナちゃんにマルが食べてるよと注意しても、追い払うようなことはしないのである。
マルは堂々と食べているので、ハナちゃんは気おされているのかもしれない。マルが食べ終わって離れるときに、ちょっと追い払うような態度に出るだけである。これは同居のペットに共通のことなのだろうか。不思議である。
しかし、毎日朝晩同じものを食べるのは気が重いのかもしれない。たまには違ったものを食べたいと思うのも仕方ないことであろう。それがこういう状況を現出しているのか、とも思う。
とにかく、ご飯は毎日必要だ。途切れないようにとあれこれ準備しているが、それが、ペットを飼育する者の務めでもある。
令和7年2月10日