歳が明けた。西暦2025年、和暦令和7年巳年が滑り出したのである。蛇は脱皮する。脱皮して強い体を造るのである。干支の12の動物のうち脱皮するのは巳だけである。龍は想像上のものでよくわからないが・・・。今年は中盤に変化して良い年になる予感がする。
2025は数字を足すと9になる。陽の数字である。これは縁起が良い。令和7年の7も悪い数字ではない。年頭の予感としては申し分ないのだが・・・。
ただ、世界情勢はただならない気配である。ロシア、ウクライナ問題、中東イスラエル問題、アジアでは、北朝鮮韓国問題、中国台湾問題、一触即発の状態が出現してきているような感覚である。
国内問題では、政治が不安定な状態で推移するのではなかろうか。政治が不安定なら国の動きが鈍くなる。国内外の重要課題に迅速に対処できるか不安である。
財政は税収が伸びる予測のようではあるが、歳出110兆円の7割75兆円を賄うだけである。残りは国債の発行等に頼らざるを得ない状況で、厳しい財政状況といわざるを得ない。
また、世の中は人手不足状態である。どの業界も人材不足に喘いでいる。国外から人材を迎えようにもおいそれとはいかない。少しずつ迎えている状況ではないか。
そういう状況の中、令和7年は否応もなく滑り出したのである。年頭の予感とはうらはらに厳しい歳になると言わざるを得ない。その厳しさの中で活路を見出していかなければならない。そういう運営が経営者に求められる令和7年である。
令和7年1月4日