革新のとき

リフォーム

 自宅にはトイレが一階と二階にある。二階の便器が故障した。新築して20年その間一回も故障はなかった。長い間貢献してくれたものである。税務の法定耐用年数は15年であるから、よくもってくれた方ではないか。修理を依頼すると古い機種なので部品がなく、全体を取り換えるしかないとのことであった。

 ショールームに機器を見に行き、建設会社に工事を依頼した。一階のトイレには全く異常は見られなかったが、そろそろ寿命もつきるだろうと見て、これも一緒に取り換えることとした。

 便器を取り換えるとなると、床や壁にも影響が出てきて床の張替、壁の張替も必要となった。便器の取替だけなら数十万円で済むだろうと思っていたが、床、壁の張替も必要となると、全部でその数倍になるとの見積もりであった。

 工事は7月の3連休を挟んで4日となった。一階と二階を同時に着工したため、一日トイレが使えない状況になった。用足しには事務所に行くこととなり、かなりの不便をこうむった。トイレの有難さを身に染みて感じたのである。

 この工事の一週間前に新車が来た。ホンダフリードである。内装外装あまり感心したものではないが、運転するにはよくできていると感じた。ただ、携帯電話が接続できずケイタイを新しくしなければならなかった。ケイタイの購入に半日を費やす羽目になった。

 そういうことで、自動車、トイレ、携帯電話が同時期に古いものから新しいものへと変わったのである。

令和6年7月19日