ペットを飼うということは、こういうことだったのか。今にして深刻に思うことがある。家が汚れるし、傷つくのである。
犬のハナちゃんは排泄はきちんと決められたところでするし、室内を傷付けることも無い。そういう点では犬族はペットとして飼育しやすいと言える。
しかし、猫族はどうか。猫は個性の問題かもしれないが、うちの猫のだれかが現実には問題児なのである。決められたトイレがあるにもかかわらず、たまにではあるがソファにするのがいるのである。
せっかくのソファが台無しである。対策としてカバーをかけ、座面にペットシートを敷いていると、いつの間にかシートにしているのである。何とかシートで防御できているが格好悪いことこの上ない。お客様をお通しするにも気が引きけるのである。
それに猫は爪を研ぐ。壁や襖に爪痕をつけるのである。傷跡がみっともないことになっている。猫が2匹の時はこういうことがなかったから、3番目にやってきたのが悪戯をしているのである。
被害にあった壁や襖は修理しないといけないと思っているが、またやられたら意味がないしと、二の足を踏んでいるところである。何か対策はないかと思案したところ、壁の爪研ぎ対策用の商品があることが分かった。それで、早速取り寄せ適宜なところに4個設置した。
見た目は猫の身長を計測する器具かと思うようなものであったが、猫が思いっきり爪研ぎができるよう設計されているものである。これは効果があったようで、爪研ぎは専らそこでやっており、襖等に新たな被害はないようである。
ペットは癒しの存在であり、その意義は大きい。しかしながら、飼育の裏側に副作用のあることも認識しておく必要がある。あらためてそれを感じた次第である。