我家の愛犬ハナ(ノーフォークテリア 女の子)は、8月12日で1歳の誕生日を迎えた。ハナちゃんが我が家に来たのは生まれて3か月位経ってからだったから、もうカレコレ1年になろうとしているのだ。
記念の写真を撮ることにした。女の子なのでワンピースを着せて帽子を被せた。これは全くの飼主の勝手であり、ハナちゃんにとっては迷惑千万なことである。
1本の蝋燭を立てたケーキを前にしてポーズをとらせたが、これが大騒ぎ、ワンピースは脱ぎたがり、帽子を振り払おうと一刻もじっとしない。もともとじっとしていることのできない性質なのだ。これにポーズをとらせることは無理かと思われたが、何とかダマシダマシ撮ったのが、この写真である。
ところで、人間にとっての1年は、犬にとっては何年であろうか。よくいわれるところでドッグイヤーというものがあって、7年と思っていた。そうであるとすればハナちゃんは7歳ということになる。
念のためにとwebで調べてみると、いろいろな説があるようだ。体格の大小でも異なっているし、なにより7の倍数で歳をとっていくのではなさそうである。
最も若い説を採用することとした。それによると小型犬の1歳は人間の15歳に相当するとのこと。なんともはや1年で中学3年生になってしまったのである。まるで空を飛ぶような速さである。犬とヒトとの生のリズムの違いを強烈に感じた。
これが、まだ何年も先のことではあるものの、いずれの日か別れの儀式をすることとなる無常を想起させ、名状しがたいモノ悲しさを覚えたのである。