宴は花金、盛大に

乾杯

喧騒の確定申告期間が終了した。2月の中旬から3月15日までの1か月程の短い期間であるが濃密な日々であった。いつもながらの感慨であるが、険阻な山道をやっとの思いで踏破した感じなのである。

税理士事務所の恒例行事の一つではあるけれども、肉体的にも精神的にも疲れがどっと出る。この疲労感は若いときにはさほどではなかったが、次第にきつく感じられるようになってきた。これは、仕事の量も関係しているだろうが、おそらくは歳のせいだ。

とはいえ、一番苦労したのは職員である。職員みんながよく頑張ってくれた。その労を多としなければならない。

さて、労をねぎらうために打上をするのが恒例となっている。今年は3月17日の金曜日に設定した。花金に盛大なる宴を催して、飲みかつ喰らい、高歌放吟して慰撫するのだ。

この宴は、次の山である3月決算法人の決算申告事務へ向かう出陣の儀式も兼ねている。一つの山を越すとまた次の山が控えている。これが税理士事務所の宿命なのだ。

『山越えて、道はるかなる峠路に、立ちたる我は明日も歩まむ。』 まさに、この心境である。