新税・出国税

出国ロビー

出国税という税金が新しくできました。平成31日にスタートしています。日本を船舶又は航空機により出国する際、歳以上の者に1000円を課すというものです。

他国では、米国、フランス、オーストラリア、韓国などで導入されており、税としては珍しいものではありません。

納税する方法としては、旅客は旅行代金に上乗せするオンチケット方式で税を負担し、出国時に利用する航空会社又は船舶の国際旅客運送事業者が「特別徴収義務者」となって、旅客から徴収した税を翌々月末日までに国内事業者は税務署へ、国外事業者は税関に納付することとなっています。

クルーズ船で出国した後また国内に寄港し再び出国する場合は回出国することとなり、その出国ごとに課税されます。

なお、乗継(トランジット)で、入国後24時間以内に出国する場合は、非課税となります。

観光庁の発表(31.1.23)によると、2018年の訪日外国人旅行者の数は、3119万人で、出国日本人の数は1895万人としています。また、2020年オリンピックの年の訪日外国人旅行者数を4000万人と見込んでおり、これに出国日本人を合わせると、2020年には6000万人が出国することが予想され、税収は600億円に達するものと見られます。